マラソンが開催されたのは、
せっかく太平洋側まで来ているので、
テレビで話題になっていた「南三陸さんさん商店街へ行って、
美味しいものが食べたい!」と45分ほど東へ。
南三陸に来るのは実は2度目。
1度目は、4年前の正月休みでボランティアできました。
ただ、そのときはバスで来ただけだったので、土地勘は0。
今回、自分で運転してみると
津波があった区域がはっきりわかりました。
↑ さんさん商店街。昼間は人がいっぱいだった様子。もう閉店間際です。
海外の方もいらっしゃいました。
↑ おいしそうなたこ!気になる商品がたくさん・・・
晩御飯(海鮮丼&やりいかの刺身&ビール♡)を購入して、キャンプ場へ移動。
行先は、「神割崎キャンプ場」。調べた時なんとも思わなかったけど、
途中から、「行ったことある場所かも?」と思い出しました。
着いて確信。4年前に流木撤去した場所でした。
震災があってから2年後に、今更遅いかもと思いつつ、
自分の目で見なければと行った被災地。
バスで移動してたし場所の名前は覚えてなかった。
あのとき会ったいろんな人たちの話は本当にすごかったな。
毎週群馬から通ってる人とか、ここに限らずあちこちボラをしてる人とか。
仕事辞めてボラに来た人とか。
あのとき感じたことが、今の自分に繋がってる気はする。
そんな思いを考えながら1人キャンプ。
波の音を聞きながら、星空を見ながら。さすがに寒かったけど笑
↑ 本日の宿。三脚なかったので、空があまりうつってませんが
星がきれいでした。
↑ 朝焼け。
↑ やっぱりこの組み合わせは最高。こういう朝久しぶり☆
↑ 日の出。太陽が静かに昇ってきて・・・本当にきれい。
「この海が町が飲み込んだなんて」と思ったとき、
ふと、「あの日、星が降った日・・・」のフレーズが頭に流れた。
そう、話題になったあの映画。気になって調べたら、
いろんなメッセージの中に、3.11のことも描かれているのだとか。
私も見たけれど、まったくそういう見方をしていなかったので、
驚いてしまった。3.11たけでなく、あらゆる自然災害にも言えると思う。ちなみに朝6時になると、エヴァの音楽が
町内放送でなってた。これも意味あるんだろうな。
↑ 明るくなってからキャンプ場を散策。
やっぱ間違いない、知ってる場所でした。
覚えてないからもう来れないと思ってたのに。
引き合わせの力というのはあるのかもしれないですね。
続いては、女川町へ。
女川町にも、南三陸と同様の商店街がありました。
シーパルピア女川!ここもオシャレ🎡
そして女川駅は足湯も温泉もある。すごい!
↑ 駅前にはコワーキングスペースも。すすんでる!そしておしゃれ!
↑ 遠くから見るとこんな感じ。それぞれに玄関があり、いくつかタイプがあるみたい。
↑ スペインタイルのお店。なつかしのグエル公園のカエルもいた。
「つながる」がテーマのお店のようです。
↑ 地元のお母さんたちが商品化したパン!どちらもおいしい!
もう少し巡りたかったのですが、あいにく午後から
西川町で、ジオパークの総会があったため、出発。
ジオの話はまたどこかでさせていただくとして、
総会では、三山音頭と花笠音頭、めずらしい踊りをみさせていただきました!
写真は月山湖。ひろ~い月山湖が凍って、その上に雪が積もっています。
何度か通った道ですが、こんなに天気がいいのは初めてで、きれいな写真が
撮れました。
復興については、いろんな意見があると思いますが、
4年前より言葉にできそうだったので、行ってみて思ったこと
箇条書きしておわります。
①違和感を感じる道
土ばかりの道にやたら新しい建物が突然でてくるところや、山がむき出しの土になってるところ、整備されていても隠しきれないガタガタな地面。見ていると、本来でないものが残っていて、自然災害の復興というのはなかなか根深いものだと改めて感じました。
②広大すぎる被災地
わかってはいたけど、走ってみるとやっぱり広い。道は復旧されていても、人が住む町になるイメージがわかない。そもそも、土地をどう使っていくのか、イメージ像ってあるのかなと思ってしまうほどでした。逆に言えば、全てがこれから作り上げていけるということになるのかもしれないけれど。現に商店街とかはとてもきれいだったし。
③海外旅行者の多さ
南三陸にも、女川にも海外旅行客が来てました。観光地として、ここを選んで来てるということ。東北もいいところ、風評被害なんていつまでいってるの?とPRしてくれることを願います。同時に、日本人にも訪れてほしいな、と改めて感じました。
月日を経て、いろいろ考え方は変わると思うけど、
今できることを、着実に、自分たちの方法で。
一人旅をするといろいろ見えることも考えることも多くて
ぐるぐるになるけど、大きく変えることはできないので、
少しずつってことですね(*´Д`)
ひとまず、今週末の六甲縦走に向けて足を休めたいと思います。