東北移住チャレンジ気まぐれdiary

山形県庄内町協力隊→岩手県盛岡市薮川で自然に囲まれて生きてます

さよならの瞬間・・・

3月。お別れの季節がやってきました。

庄内町からも、【産直「風車市場」を「道の駅しょうない」に】

という任務で働いていた地域おこし協力隊1号の方が卒業されます。

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この方!小松広幸さんです。

情報発信のスペシャリストといっても過言ではないくらい、

様々なところに気を配りながら情報を発信され、

あれこれ手を変え、品を変え・・・

 

旧立川町時代のキャラ「ふーちゃん」をうまく使ってPR!!

(この前初めて知ったのですが、立川町の時代からゆるキャラがいた

 のはすごい。狩川駅とか交差点にもちゃんといるんです。

 風の妖精で、絵本にもなってるらしい)

 

情報発信は、私もがんばっているつもりではありますが、

「どの層に」「どうやって」「なにを伝えるか」は本当に難しい。

特に、道の駅ってこの辺ではたくさんあるし、

他との差別化も難しかったはず。

 

今は、地域おこし協力隊という制度がある程度認知されるように

なってきたものの、3年前はまったくだったはず。

「嫌われるような態度もとってきた。でも、協力隊のことを

ただのお手伝いさんとしてみてほしくないし、それでは

その場所のためにならない。3年という任期が終わって

自分の役割がすぽっと抜けても、しっかり業務が回るように

しないと・・・」とおっしゃっておられました。

 

これは、多くの協力隊のジレンマだと思います。

実際に、手伝いたい気持ちは多くある。

人が足りなくて困っているのもよくわかる。

でも、そこで自分が手を差し伸べて労働者になってしまうと、

一瞬は助けられるかもしれないけど、長い目でみて

自分がいなくなった時、結局新しい人が必要になるだけ。

それでは何の解決にもなっていない。

現場に入り込むと、その中のことはよく見えるけれど、

外のことが見えなくなってしまうし、それ以外のことに

費やす時間が少なくなって、活動に工夫が出てこない。

 

これは、各々のコミュニケーションで解決していくしか

ないのだと思いますが・・・。

そういう思いで私たち後輩たちが活動しやすい文化を

築いてくださったのが、小松さんなのです。

 

頼れる兄貴分がいなくなると本当に寂しいですが、

自分も頑張らなければ!と改めて感じています!!!

 

さて、タイトル「さよならの瞬間・・・」は

先日私が協力隊ステップアップ研修で発表した内容です。

数々のイベントをしながら、最近意識しているのが

「さよならの瞬間参加者にどう思ってほしいか?」です。

 

「家族で力を合わせるってたのしい!」なのか、

「わが子も成長したな~」なのか、

「1回参加したしもういいかな」なのか・・・。

 

どう思ってもらいたいかによって、

企画の内容はだいぶ変わってきます。

で、発表内容を作りながら、「これって人との出会いもそうだな~」と思いました。

「〇〇さんと会うとなんか元気出た!」とか、

「〇〇さんと会うとほっとする」とか、

「〇〇さんと会うと疲れる」とか、

いろいろあるな~と。

 あんまり考えすぎはよくないけれど、

「自分のあるべき姿」の軸をもつには、こういう視点もありだと感じました。

 

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↑ 先日のステップアップ研修会の様子。今回卒業の方の発表。

 本当に目からうろこの活動ですごかったです!!


庄内地区で3年間協力隊をしてこられた4名の先輩方。

各々ミッションは違えど、地域の方々と親密につながりを

持ってこられたのはみんな同じ。

 

3年経ったあと、自分が地域の人になんと思ってもらえるか、

そんなことを考えながら自分の活動に励みたいと思います。

 

本日も、読んでいただきありがとうございました!